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熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 US COLUMBIA ML4522 ディヌ・リパッティ ショパン・ワルツ集

商品番号 34-20820

通販レコード→米6EYESグレイ黒文字盤

軽やかでありながら華麗、しかも燃えるような情熱を内に秘めた唯一無二のパフォーマンス ― 夭折の天才が残した、歴史的にも貴重な記録が刻まれた一枚。多数の名演奏、名録音が存在するショパンのワルツ集のなかでも別格、ひときわ光芒を放っている逸品。フランスで身に付けた華麗さや洗練さと、ラテン的な情熱が絶妙なバランスを保っている。33歳で夭折した天才、ディヌ・リパッティが遺した名盤のひとつで、自身の行く末を知っていたのか、時に疾走し、時にたゆたう緩急絶妙のテンポ変化、その結果として生まれる瑞々しい歌と躍動感が作品と一体となった稀代の名演。リパッティが、20世紀のピアノ演奏史に燦然と輝いているのは、単に残された数少ない録音の素晴らしさからだけではと思います。リパッティは録音に対しては何時も真剣で一枚のレコードが完成するまでは何度もテイクを重ね、それがより完成度を高めて、結果として強い説得力を生んだと云われている。それは、このレコードの曲順にも反映しているといえる。一般的に出版されている楽譜には14曲あるいは17曲のワルツが収載されており、CD時代になると17曲は当たり前。ショパンの存命中に出版されたのはそのうち8曲で、没後ユリアン・フォンタナによって6曲が出版されました。その後、さらに3曲が発見されています。この17曲以外にも草稿が2曲存在しており、全19曲を録音している演奏も多い。さらに、紛失した作品が3曲あります。本盤の曲目トラックは後述のとおり。ショパンが練習曲集で意図し、前奏曲集で為してみせた試みを、ワルツ集として一貫性をもたせたかったのか。ショパンはポロネーズ、マズルカ、ワルツと三拍子の舞曲を好んで書いています。ポロネーズでは民族意識を芸術作品として結晶化し、マズルカでは素朴な望郷の念を歌っています。そこに含まれるポーランド風の旋律やリズムは、フランス人には歴史深い異国を想像させ、ポーランド人には郷愁を思い起こしたことでしょう。しかし、表面的な気分を表現したワルツでは満足できなくなってしまっていたショパンの、三拍子のリズムをきっかけに次々といろいろな楽想が登場するワルツは、移り変わり行く心情の表現にも適しています。ショパンの心を反映した小品という点で、マズルカとワルツは似ています。実際、ショパンのワルツにはマズルカ風のリズムが混ざる作品もあります。そのためか、「私がワルツを作ると、どういうわけかマズルカになってしまう」という、自嘲気味な言葉も残っています。曲数ではマズルカが多いが、リズムの縛りが息苦しいし、ショパンのワルツは踊るためのワルツではないから、練りに練った配列とアゴーギグを組み立てたのだろうか。何度聞いても素晴らしい。まるでリパッティ自身が作曲した曲を、本人自身が演奏している様に聴こえてくるのですが。違うでしょうか。フランソワもルービンシュタインも素晴らしいのですが、リパッティーには敵わない。ショパンのワルツ演奏として最高のものです。ショパンの美しい響きの中に込めた悲しみや怒りのような感情までもが、リパッティの洗練された演奏から伝わってきます。

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22.03.2019 at 01:03 pmLike
熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 US COLUMBIA ML4525 ディヌ・リパッティ グリーグ/シューマン・ピアノ協奏曲

商品番号 34-21563

通販レコード→米6EYESグレイ黒文字盤

まさにレコード芸術史上の忘れえぬべっぴん。 ― シューマンのピアノ協奏曲は、〈じっくりと〉〈丁寧に〉〈繊細に〉と指示のある、言葉に書くと微妙に少しずつ違う味わいを、ゆっくりしたテンポの中で複雑に描き分けてゆくところにピアニズムを楽しむ勘所がある。ブルーノ・ワルターは、これを自由なテンポで演奏して、抒情的なものに変形してしまうと、シューマンの精神とスコアの指示に背き、3つの部分の対象が全く崩れ去ってしまう。とスコア通りに演奏に従うようにと主張している。33歳で夭折した天才、ディヌ・リパッティが遺した歴史的録音で、自身の行く末を知っていたのか、時に疾走し、時にたゆたう緩急絶妙のテンポ変化、その結果として生まれる瑞々しい歌と躍動感が作品と一体となった稀代の名演。リパッティが、20世紀のピアノ演奏史に燦然と輝いているのは、単に残された数少ない録音の素晴らしさからだけではと思います。リパッティは録音に対しては何時も真剣で一枚のレコードが完成するまでは何度もテイクを重ね、それがより完成度を高めて、結果として強い説得力を生んだと云われている。彼のピアニズムを一言で言い表すとすれば、繊細、清潔、透明、端整といった表現が相応しいと思います。例えばブザンソンのライヴを聴いて居て感じることですが、既に迫り来る死を避けがたい運命と悟ってたと思われながら、そのような苦悩を微塵も演奏からは感じさせずに、常に聴衆の方を向いていたのではと思いたくなります。これがモノ録音しか聴くすべが無い現代でも高い支持を得ている要因では無いかと結論づけては早計でしょうか。33歳で逝ってしまったことが、何故か、英国のジャクリーヌ・デュ・プレやイシュトヴァーン・ケルテス ― それぞれに病死ではありませんが、突然の最期として ― に重なりあう。リパッティの33歳の早すぎた死は、何枚も名盤量産するという輝かしい未来を奪い、歳月を重ねて到達する円熟の境地を与えなかったですが、このルーマニアの才能を惜しむ声は高まりこそすれ、一向に衰えずリパッティ初期盤収集に苦労します。

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21.03.2019 at 01:03 pmLike
熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 「音楽の父」は、今日の誕生日で334歳。「音楽の母」ヘンデルはひと月前に334歳の誕生日を祝った。没したのも同じ年というふたりである。今日は春分の日。マタイ受難曲を聴く好日です。熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 shared a post.21.03.2019 at 08:12 amLike
熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 US COLUMBIA ML4536 ギーゼキング&カラヤン モーツァルト・ピアノ協奏曲23番/フランク・交響的変奏曲

商品番号 34-22212

通販レコード→米6EYESグレイ黒文字盤

〝現代的な感覚〟のモーツァルト ― 蒸留されたワインのような美しい音色で、ウィーン風のモーツァルトというより古典的なコンチェルトの典型。〝新即物主義の旗手〟として、高い評価を得ていたヴァルター・ギーゼキングによるモーツァルト演奏のスタンダードとして長く評価されてきた録音です。ギーゼキングの演奏はそのしっかりとした古典的な造形や盤石な楽曲の構築、そしてヴィルトオージティに裏打ちされた艶のある陰影を醸し出す美音等が特色ですが、若い頃の演奏を聴くとかなりの爆演型でした。例えば、ヴィルヘルム・メンゲルベルグを相手にしたラフマニノフのコンチェルトなどは、それはそれは凄まじいものでした。そう言う演奏を聞くと、若い頃のギーゼキングは晩年のギーゼキングとはまるで別人のようです。決して自分のスタイルを聴衆に押しつけるような演奏はしなくなった。しかし、スカットする演奏スタイルで、受け手に勝手な想像をさせる表現ではない。そんなギーゼキングに影響されてかヘルベルト・フォン・カラヤンも丁寧で美しく素直に伴奏に取り組んでいる。フィルハーモニア管弦楽団を指揮してしっかりとしたサポートをしたカラヤンの功績も忘れてはいけませんね。〝ドイツの小トスカニーニ〟 ― こういう言われ方をカラヤンは好まなかったようですが ― と言われた頃ですから、カラヤンのフィルハーモニア管時代には、良さがある。フィルハーモニア管からはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の伝統の饒舌さもベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の驚異的なアンサンブルの妙も聴くことはできませんが、それだけに還って一切の虚飾と乖離して作品の本質に食い込んだカラヤンの演奏を聞くことができます。この両者は1951年から53年にかけて、ベートーヴェンをはじめ、シューマン、グリーグなど名曲コンチェルトを集中的に録音しています。そして、その録音のどれもが、現代的な感覚で貫かれている。ここまで己の「我」を抑えて、ひたすら作品のあるがままの姿を描き出そうという「誠実」さに貫かれた演奏は、未だに大戦の記憶が生々しい時代を背景に、この両者がタッグを組んでいるところにあるのではと勘ぐってしまいます。カラヤンがナチスの党員であったことは周知の事実です。ギーゼキングもまた党員ではなかったようですが、熱心なナチス信奉者であったことはよく知られています。もしも、カラヤンがビジネスのために割り切ってナチス党員になったことと比べると、ギーゼキングの方が心情的にははるかに「親ナチ」だったかもしれません。戦後になると、両者は「ナチス疑惑」が「晴れる」までは演奏が禁止され、演奏禁止が解除されても、「親ナチ」の彼らとは協演を拒否する演奏家も少なくなかったようです。二人にとって、もう一度演奏家としてのキャリアを再構築していくためには「実績」を積み重ねるしかなかった、ある種の「崖っぷち感」みたいな、この二人による一連の録音には、他の時代には聞けないような「凄味」みたいなものも聞き取れるような気がします。

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20.03.2019 at 03:02 pmLike
熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 US COLUMBIA ML4623 ギーゼキング&カラヤン ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」

商品番号 34-20450

通販レコード→米6EYES黒文字盤

馥郁とした古典的名演 ― 〝新即物主義の旗手〟として、高い評価を得ていたヴァルター・ギーゼキングの美質を引き立てていくカラヤンの巧みな指揮ぶりが耳に残ります。いつもの事ながらギーゼキングの演奏は独特な快活さで早めのテンポ設定。スカットする演奏スタイルで、決して自分のスタイルを聴衆に押しつけるような演奏はしない。しかし、受け手に勝手な想像をさせる表現ではない。そんなギーゼキングに影響されてかヘルベルト・フォン・カラヤンも丁寧で美しく素直に伴奏に取り組んでいる。カラヤンのフィルハーモニア管弦楽団時代には、良さがある。地方の小劇場でキャリアを始めた頃の、オーケストラの楽団員や歌手、合唱団員との意思疎通はフィルハーモニア管弦楽団の名手たちと協調し合いながらの関係で仕事をしていたのが想像できる。純粋で美しい表現を求めたカラヤンの演奏もあったのだと分かる、この演奏は好演である。昨年は鶴屋での鑑賞会で、3回に分けて説明しましたが商業録音としては、光学式も含めると1940年のレオポルド・ストコフスキーのファンタジアが最初のステレオ録音である。そしてレコードのための、クラシック音楽のまとまった作品全曲のステレオ・テープ録音としては、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』が、戦時下のベルリンでおこなわれたマグネトフォンによるステレオ・レコーディングが現存する最古のものとされています。これがリリースされた時は、「爆撃音が聞こえる」とも話題になった。第二次大戦末期の1945年1月23日、当時のベルリンは連合軍から空爆を受けており、この『皇帝』の録音でも一部の弱音部で爆撃とも高射砲ともとれる音を遠くに聞くことができます。そうした危険な環境下で、ギーゼキングで見事な演奏が行われたことには驚くほかありません。第二次大戦中にドイツの帝国放送局が行なったステレオ録音のテープは現在、5点が確認されていますが、ギーゼキングの『皇帝』以外は一部の楽章でしかない。光学式のステレオ録音が良好だったのは納得しやすいですが、モノラル録音で無いためか、1960年代の録音といわれても不思議ではないくらいで、とても戦時中とは思えない高音質に感動。当時のドイツの音響通信技術水準の高さを改めて確認できます。戦後、ベルリンを占領したソ連軍が放送局の機材やアーカイブを全て持ち去ってしまい、ステレオ録音技術が断絶してしまったことが残念でなりません。

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19.03.2019 at 03:02 pmLike
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